点群のクリーンアップ機能は、NavVis IVION 上で不要な点群データやパノラマ画像を効率的に除去できる機能です。
この記事では、点群のクリーンアップ機能に関する使用方法についてご説明します。
機能の概要・活用シーン
点群のクリーンアップ機能では、IVION上で不要な点群データを手軽に除去できます。
これにより、以下のような処理が可能になります。
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ノイズの除去
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機密エリアの点群データの除去
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再スキャンによって発生した重複データの除去
- クリーンアップ後に「点群をもとに作成する2D Map」もノイズが除去された状態でご利用いただけるようになります。
「必要なデータだけを残し、現場データの品質を向上させたい」というニーズに応えるための機能です。
使用条件
- NavVis IVION バージョン 11.7.0 以降では、点群クリーンアップ機能により非表示としたエリアに含まれるパノラマも、併せて非表示されるようになりました。
- 点群クリーンアップ機能では、データを非表示または再表示する場合、点群のみ、またはパノラマのみを個別に選択することはできません。
- 点群クリーンアップの操作は データセット単位 で実行されます。サイト内に複数のデータセットが存在する場合でも、選択したデータセットのみに処理が適用され、他のデータセットには影響しません。
ユーザーインターフェース概要
操作手順
1. NavVis IVION 左側メニューの「サイト設定」をクリックし、「点群クリーンアップ」へアクセスする。
2. 右側メニューのフィルターを「データセット」に変更して、表示されるデータセット一覧から、非表示対象とするデータセットのみを表示モードにする。
3. 右上のハサミアイコンをクリックし、クロップボックスを対象エリアに配置する。
4. 非表示したいエリアがボックス内に含まれるよう調整する。
※緑色・赤色・青色の丸いマーカーを用いて、X・Y・Z 軸をそれぞれ調整する
※Top や Front などビューを変更しながら、対象エリアを確認・調整する
5. 右メニューの [選択を追加] をクリックし、非表示対象のエリアを囲む。
6. 非表示対象の点群以外がグレーアウト(暗く表示)されていることを確認し、[選択項目を非表示] をクリックする。
7. 変更したデータに「編集済み」ラベルが表示されることを確認する。
8. 正しく非表示できるていることを確認後、[保存] をクリックする。
9. すべての変更を公開する。
非表示したエリアの再表示方法
クリーンアップを行ったエリアについては、元の状態に戻すことが可能です。ただし、パノラマのみ、または点群のみを個別に非表示解除することはできません。すべての編集結果が削除され、データセットは元の状態に復元されます。
操作手順
1. 点群クリーンアップモードで右側メニューのデータセット横に表示される「ゴミ箱」アイコンをクリックする。
2. 表示されたポップアップ画面で「削除」をクリックする。
注意事項
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対象バージョン
NavVis IVION バージョン 11.7.0 より前に非表示された点群については、パノラマの非表示が反映されません。
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非表示となるパノラマの条件
パノラマの中心が非表示対象エリアに含まれている場合、そのパノラマは非表示となります。ただし、部分的にのみ含まれる場合は非表示の対象外となります。
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再表示について
点群クリーンアップにより非表示となったパノラマは、「非表示の画像」メニューで確認や再表示を行うことはできません。再表示を行う場合は、必ず上記の**「非表示したエリアの再表示方法」**を使用してください。
再表示はデータセット単位で実行可能で、点群ビュー上で特定のエリアだけを選択して再表示することはできません。例えば、1つのデータセット内で複数のエリアを非表示にした場合でも、再表示はデータセット全体に対して行われます。
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パノラマ上限への影響
点群クリーンアップで非表示としたパノラマはカウント対象外となります。ただし、パノラマのカウントはアルゴリズムによりエリア単位(目安:約 2.5m² ごとに 1 枚)で換算されるため、非表示パノラマの近接エリアに存在する別のパノラマがカウント対象となる場合があります。
補足説明
a) クリーンアップ補助機能(アイコン)紹介
以下では、点群クリーンアップで使用できるアイコンについて紹介します。作業内容や目的に応じて活用できます。
| アイコン | アイコン名 | 機能 |
| 選択から削除 | 選択済みエリアの一部を除外 | |
| 選択範囲を反転 | 選択エリア以外を除去 | |
| 選択をキャンセル | すべての選択をリセット | |
| 元に戻す | 直前の操作を取り消し |
b) 2D 的にデータを非表示したい場合
1. Front または Back ビュー に切り替え、対象エリアに青色の丸いマーカーを用いて、天井・床面が含まれないようにデータの高さを調整する。
2. Top ビュー に切り替え、非表示対象エリアを 2D 的に選択する。
c) 正投影視点の活用
点群を編集したいエリアへの移動は正投影視点を利用することで簡単に行うことが可能です。
エリア単位での点群非表示も正投影視点(オルソビュー)を利用することを推奨します。
1. 点群のクリーンアップ画面にて、設定アイコンをクリック
2. 正投影ビューのトグルをオンにし、視点を正投影ビューに変更
d) クリーンアップ済み点群のダウンロード
[切り取りとダウンロード] 機能から、クリーンアップ済み点群をダウンロードすることが可能です。
バンドル形式でのダウンロードにも対応していますので、他インスタンスや他サイトへの移行も可能です。移行先のインスタンス・サイトでも編集の取り消しを行えます。
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