下記画像の 〇 で囲われた場所をよく見ると少しズレが発生しているのが分かります。これをスティッチングエラーと呼んでいます。エラーと表現はしますが、不具合... ではありません。
スティッチングエラーの発生原理
画像をつなぎ合わせるスティッチング処理を自動化した NavVis の画像処理アルゴリズムは、可能な限りこの現象を抑えるようにしています。画像を単に繋ぎ合わせれば良いので「簡単」と思われがちですが、そうでもないのです。エラーが発生する主な原因は次の 3 つです。
- 魚眼レンズを使用しているので、元画像の歪みが発生している。かつ、ゆがむ範囲が広い
- 被写体との距離
- 被写体自体の複雑さ
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魚眼レンズの特性上、中心から離れるにつれて撮影された画像の歪みが増加します。レンズ端に近いほど、必然的に歪みが増加します。 |
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被写体との距離が近い、かつ被写体がカメラ間の延長線に近い場合、大きく歪んだ画像同士をスティッチングせざるを得ず、ズレが目立つ場合があります。
カメラとの距離が近い場合、元画像の歪みは大きくズレがより目立つ場合があります。 ※左図の画角はイメージです |
最終的に、スティッチングアルゴリズムは隣り合う画像間の同一箇所と思わる場所を抽出し、接合します。この時、撮影現場の状況が複雑であったり、同じような物体が多数ある場合に同一箇所の抽出が難しくなり、エラーの要因の一つになります。
実際には複数条件が重なった結果としてズレ発生します。様々な条件下に対応できるようスティッチングアルゴリズムはかなり複雑な処理になっているとご理解ください。あらゆる条件下でスティッチングエラーが改善できるよう NavVis はソフトウェアのアップデートを継続して提供しています。
スティッチングエラーの対処法
スティッチング処理は Post Processing 中で全自動化されており、ユーザーが設定できるパラメータはありません。よって、Post Processing でユーザーが行える対処策はなく、スキャニング時・撮影時に対策することが重要です。
- 絶対にズレなく撮りたい被写体は、カメラ正面で撮影する。
- 被写体には近づきすぎない, 1m 以上離れる。
- 重要な場所は撮影ポイントを少しずつ変えながら多めに撮影する。
- 基本通り、キチンと静止してブレの無い写真をとる。
- 暗い場所はシャッタースピードが落ちるので、長めに静止する。
スティッチング処理が何を行っているかを理解することで、よりクオリティの高い画像を IVION 上で閲覧することが可能です。
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